研究開発室のメンバーが
「第28回 Visual Computing (VC 2020)」にて
VCポスター賞を受賞

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2020.12.07

ディライトワークス株式会社は、コンピュータ・グラフィックス(CG)に関連する技術の国内最高レベルの会議「第28回 Visual Computing (VC 2020) 」にて、当社の研究開発室に所属する鈴木克史、奥屋武志、畑美純の行ったポスター発表が、VCポスター賞(3日目)を受賞したことをお知らせいたします。

http://cgvi.jp/vc2020/award/

 

VC 2020は、2020年12月2日から4日の3日間にかけて、オンライン上で開催されました。当社所属の3名は、3日目の12月4日に「 リアルタイムレンダリングにおける動的なキャラクターへのニューラルスタイル転移のパフォーマンス最適化」と題したポスター発表を行い、3日目のVCポスター賞を受賞いたしました。

 

なお、当社 研究開発室の研究内容ついては、「DELiGHTWORKS DEVELOPERS BLOG」にてお知らせしていきます。

 


【ご参考:発表内容概要】

「リアルタイムレンダリングにおける動的なキャラクターへのニューラルスタイル転移のパフォーマンス最適化」

リアルタイム用途でのグラフィックスへのAI活用は処理負荷が高いという課題がある。本研究では、リアルタイムレンダリングにおける動的なキャラクターに対し、ニューラルスタイル転移を適用する際の2つの最適化手法を提案する。1点目は,転移の対象となるキャラクター領域をボーン座標から求める処理、2点目は、スタイル転移の表現力と時間的な整合性を保ちつつ、処理速度を向上させるニューラルネットワークの最適化である。実装結果から、フルHD・60FPSのリアルタイムレンダリングにおいて提案手法の有効性を示す。さらに、キャラクター領域の凸形状に対するカリング処理として、グリッドベースとマスクベースによる手法についても評価を行う。